米どころという言葉を耳にしたことはあるでしょうか。米どころとは、良質な米を毎年しっかりと生産している土地のことを指します。一番多く生産を行っているのは新潟県で、次に北海道です。
三位以降は秋田、宮城などの東北が生産量ランキングでは上位を誇っています。日本で消費されている米は、東日本を中心に生産されているといってよいでしょう。
何故東日本なのか
魚沼産こしひかりをはじめ、ゆめぴりかやあきたこまちなど、様々な地域でブランド米が多く生産されています。冬は雪深く、夏もそこまで暑くならない乾燥した地域では、多く米が生産できる環境が整っているようです。
日本国内で広く普及している米が作られているのは、東日本の地域で育てられた米が多い傾向にあります。寒暖差が多い地域であればあるほど、甘みが強く、もっちりとした食感を楽しむことができるでしょう。
また、台風の有無も米には広く影響します。台風が来てしまうと、稲が寝てしまうために米として生産が滞るリスクがあります。西日本に比べると、東日本は比較的台風による被害が少なく、米作りに適していると考えられます。このことから、東日本には米どころと呼ばれる地域が多いのです。
また、秋田や宮城などの地域をはじめ、米どころと呼ばれる地域は平らな土地や水がきれいな場所も多くなっています。地形や気候などの条件が全てそろっているからこそ、良質な米がとれるのです。
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